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「昭和陸軍全史2」を読む

講談社現代新書「昭和陸軍全史2」を読了。

「1」を読んでからだいぶ経つ。続刊を読むのは不要かな・・・と思っていたが、最近「大日本帝国は、日露戦争で負けたかたちになったソ連の復讐で滅亡した」という妄想に取り憑かれているので、その歪んだ思考を補強する材料があるかも?・・・とつい手に取った。

とある地域を一撃で叩いておとなしくさせて、都合よく利用するという発想が敗北の原因となったのであり、その思考に凝り固まっていた「陸軍統制派」を中心にまんまと敵国の思惑に乗せられたという先入観をもって読んだものだから、

「奇妙な偶然だが、この重大な時点(盧溝橋事件前後)で、戦争指導を統括する参謀本部の参謀次長、情報部長、現地の最高責任者である支那駐屯軍司令官がそろって病臥中だった」

なんて記述を読むと、典型的に上記の国の工作じゃん!と思えちゃうし、

「(事変の)拡大派は、参謀本部作戦課長、陸軍省軍事課長、参謀本部ロシア課長、参謀本部支那課長など」との記述にも、某国系統の思惑が透けて見えるような・・・。

当該国に留学なり駐在した人間全員が食われていることはないと思うけれども、人脈を形成していくプロセスで大半は取り込まれてしまっていておかしくない。外人に頭撫で撫でされるとコロッと参っちゃうようなのは、いまも政財界にゴマンとおるわけで。

とにかく、自分の手はなるべく汚さず、チャイナなりアメリカを使い、日本を敗北へ追い込む。こういう復讐シナリオに沿って陸軍も政治屋も工作された!という妄想がまた捗った。

まあロシアに限らず、アメリカにしろイギリスにしろ、その背後に巣食っている世界の嫌われ者どもの思惑にまんまと乗せられないようにしないと、何度でもボロボロにさせられるわけですな。基本的に「流れ」はいまも変わっていない、と思われる。